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武器のレベルが高いのはみんな一緒
2026年4月6日インターネットで勉強法や技術がコモディティ化した現代において、最終的な勝敗を分けるのは「地頭」と「自習時間」という、身も蓋もないほどシンプルな要素に集約されます。
かつて、教育環境の格差は絶望そのものでした。60年前、都心の駿台予備校に通える者と地方の自宅浪人生の間には、埋めがたい情報の断絶がありました。例えば、日比谷高校と地方公立校の差もまた然りです。しかし現在、その情報格差は限りなくゼロに近づいています。
いまはスタディサプリもあり、地方にいても良い参考書が手に入ります。たしかにトップ層専用の塾(鉄緑会など)と地方塾の差は存在しますが、かつての「知る術すらない」という状況に比べれば、その差は極めて軽微です。
しかし、皮肉なことに「誰もが良い情報にアクセスできる」ことは、その情報自体が相対的な優位性を失ったことを意味します。
かつての情報格差が(10段階で)1と4だったとするなら、現代は8と10の差に過ぎません。絶対的な開きが小さくなったからこそ、手法や情報といった外付けの武器ではなく、個人の資質という中身の差が残酷なまでに浮き彫りになっているのです。