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  • 『教育脳』

    2026年4月6日

    『教育脳』を読みました。非常に参考になります。

    引用

    「前節で述べた脳の能動性も、そのような一人ひとり遺伝的に異なった脳の神経構造が生み出した個体性を反映させています。学校で関心の的となる知能や学力は、ヒトの心理形質の個人差のなかで最も遺伝率の高いものです。
    そためどんなに頑張って勉強しても、トレーニングをしても、それほど努力していない人に成績の点で抜かれるということが、当たり前に起こります。 これは不条理なことと感じられますが(私もそう思いますが)、生物学的には当たり前の現象なのです。」

    「はっきり言って形式的側面で見たときの学業成績のほとんどは、遺伝と家庭環境で説明できます。どのランクの学校に進学できるか、そこでどの程度のテスト成績を取れるかは、残念ながら巨視的にははじめからおおよそわかっているのです。教育ジャーナリストのおおたとしまささんが、この状況をいみじくも「出来レース」と呼んでいるとおりで、だからこそ「学校に染まるな」と強く訴えています。
     
    「これまで、教育の分野で能力に遺伝的な差があるなどということは、絶対口にしてはならないタブーでした。いや、それはいまでもそうかもしれません。」

    「そこで『能力は遺伝』と言おうものなら、教育を支えるすべての基盤が根底から崩壊してしまいかねません。しかし科学的に誤った認識の上に立った教育に縛られることが、教育にとって良いこととは到底思えないのではないでしょうか。
    それはまず、努力しても学業成績が伸びない子どもに、それでも努力を強いて疲弊させているという可能性があります。」