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  • 『中国人の部屋』の今の難関大学受験生

    2026年3月10日

    人工知能をめぐる議論では、しばしば哲学的概念として『中国人の部屋』が引き合いに出されます。最近受験生を指導していて強く感じるのは、まさに『中国人の部屋』のような学力の上位大学受験生がたくさんいるという状況です。
    問題自体は解けているものの、こちらが口頭試問してみると、結局は本質的な理解に至っていないケースが少なくありません。
    こうした様子を見ると、鉄緑的なドリル中心の学習方法には一定の限界もあるのではないかと思うことがあります。もっとも、我々はあくまで現在の制度に基づいて受験指導を行う立場ですから、基本的に余計な提案をすることはありません。ただ、東京大学が近年推薦入試を重視し始めていることについては、背景としてそうした事情があるのではないかと、どこか納得できる部分もあります。