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  • 授業と自習のバランス

    2026年4月17日

    他塾と併用している生徒の進捗を管理する際に痛感するのは、過剰な授業数が自習時間を圧迫してる現状です。

    特に浪人生向けの予備校において、売上の最大化を優先し、本来不要な授業までパッケージ化して提供する構造は、医系専門予備校に限らず大手予備校にも共通する商法上の実態といえます。授業数を増やしたほうがお金を取れるわけですから当たり前です。本来現役生のように1つの科目につきせいぜい週に2時間位で授業は充分です。後は自習したほうが速いです。

    しかし、これは塾側が悪いのではなく、保護者側のリテラシーに起因する側面も否定できません。多くの保護者は「授業を受けたら成績が向上する」という幻想を抱いていますが、学習内容が血肉化し、成績として結実するのは自習の過程においてのみです。


    この本質を経験的に理解している保護者は全体の数パーセントに過ぎないのが現実でしょう。(そもそも保護者で受験の成功者と言える人は多数派ではないはずですから、当たり前の話です。

    塾側も、意思決定権と支払能力を持つ層の認識に合わせざるを得ないという商業的なジレンマを抱えています。その点、メジュソンの指導方針を支持されている保護者の方々は、本質的な学習のあり方を深く理解されているといえます。ありがたい限りです。

    学習効率を最適化するための授業と自習の比率は、受験学年においては1:8くらいが適正であり、自習時間がこの割合を下回るようでは学習法として根本的に誤っていると言わざるを得ません。授業はあくまで理解の端緒に過ぎず、知識を血肉化させるプロセスはすべて自習が担うべきだからです。
    もちろん、この比率は学習段階に応じて調整が必要であり、基礎概念の習得に比重を置く中学生や高校1年生であれば、1:3程度の構成から始めるのが妥当でしょう。しかし、自力での演習が合否を分ける受験期において、授業過多に陥ることは合格から遠のく最大の要因となります。
    予備校や塾は授業を提供したほうが利益になりますが、皆さんは鴨にならないように。