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駿台・河合塾はインフラ
2026年4月14日武田塾やエース何とかのように、大手予備校を批判することで自らの正当性を主張する塾は後を絶ちませんが、その論理には明らかな矛盾が含まれています。
実際、中小規模の塾の多くは、大手予備校の看板講師が執筆した参考書を指導の柱に据え、学習進捗の判定には駿台や河合塾が提供する全国規模の模試を不可欠なものとして利用しています。つまり、既存の受験指導モデルは、大手予備校が整備したインフラの上に成り立っているのが現実です。
鉄緑会ですら、駿台の東大入試実戦模試の受験を強く推奨(半ば強制)している事実は象徴的です。比類なき実績を誇る彼らでさえ、駿台が持つ圧倒的な母集団とデータ精度を代替する試験を自前で用意することは不可能なのです。
いわば「駿台・河合」という存在は、受験界における国営インフラに近いものであり、これが消滅すれば日本の受験指導自体が機能不全に陥ります。
個々の講師に対する評価はさておき、教育システムとしての堅牢さと公共性は、他が容易に批判できる次元にはありません。
我々の立場も同様です。大手予備校が構築したシステムそのものを否定するのではなく、その優れたシステムを「一人で使いこなすことの困難さ」に焦点を当てているに過ぎません。土台となるインフラには敬意を払いつつ、その運用面における個人の限界を補完することこそが、我々の果たすべき役割だと考えています。