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  • 二番手争い

    2026年1月11日

    我が国の偏差値制度のように、上位から縦に並ぶ競争構造においては、二番手校にとって「最難関校で僅差で敗退した層を確実に拾う」ことが、極めて合理的な戦略となります。最難関校の入試は実力差がきわめて小さく、合否は紙一重で決まるからです。
    関西の男子校では、灘不合格者や灘回避組を取り込む戦略が事実上の定番となっていますし、首都圏でも開成落ち・筑駒落ちの受験生を受け入れることで層を厚くしている学校が少なくありません。芝中についても、上位層は1日ではなく4日で合格した生徒が多いと聞きます。
    この構造は大学受験でも同様で、早慶が高いプレゼンスを保っている背景には、東大に僅差で届かなかった受験生が数多く進学している現実があります。奈良県立医大も、理三落ち・京大医学部落ちの層を取り込むことで高いレベルを維持しています。
    最難関校の入試は本質的に僅差の勝負です。したがって、落ちること自体は決して恥ではありません。僅差での不合格は、合格者と実力的にほぼ同等であることの証でもあります。胸を張って次のステージに進んでほしいと思います。