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受験と思考
2025年10月7日先日講師との雑談の中で「Aくんはきちんと考えて解いているけれど、Bくんはほとんど考えずに解いている」という話になりました。
ところが、実際の試験では後者のBくんの方が点数が高い、ということも珍しくありません。これこそが一般入試の限界でしょう。
教育的な観点で言えば、鉄緑会のような指導はあまり健全とは言えません。思考力を鍛えるというよりも、徹底的にパターンを叩き込む訓練です。
ただし、それは鉄緑が悪いわけではなく、むしろ一般入試という仕組み自体の限界なのです。
結局、答が決まった形式のペーパーテストで競う以上、「どれだけ繰り返し練習したか」が結果を左右します。
だからこそ、東北大学のように一般入試のあり方を見直す大学が増えていくことを願っています。そのほうが本来の学びに近づけますし、受験指導をする私たちにとっても、ずっと面白い世界になります。
受験指導が学問や読書の基礎になるような入試になれば、入学試験も面白くなります。ただ、我々はビジネスとしてベキ論みたいな事は一切言わずに、現状の入試に完全に適合したサービスを提供します。ビジネスはお客様が求めているものを提供できるかが全てですから。
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