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学力の遺伝
2026年2月5日学力が遺伝によって相当程度左右されるという点は、『遺伝子の不都合な真実』をはじめとする書籍でも繰り返し論じられており、行動遺伝学の分野では一定の共通認識となっています。いわゆる地頭によって成績の上限がある程度決まるという見解は、多くの研究者が示しているものであり、この点に専門的裏付けのない素人の『努力厨』の立場から反論するのは適切とは言えません。
まずはこの現実を冷静に受け止めたうえで、その範囲内で努力を積み重ねればよいのです。
たとえば、明治大学が視野に入る学力の人であれば、工夫と努力次第で早稲田大学に届く可能性は十分ありますし、一橋大学レベルの人であれば、少し背伸びして東京大学を目指すことも現実的でしょう。
一方で、相当な努力をしてようやく明治大学に到達する学力層が+ 1年2年勉強したところで東京大学理科三類に合格できるかといえば、それは現実的ではありません。努力にも適切な射程があります。過度な受験勉強によって不幸な人が生まれないことを、ただ願うばかりです。