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天空の戦いの「差」を過剰に評価する愚について
2026年3月28日最近、YouTubeなどのメディアで難関大学の細かいランク付けが盛り上がっていますが、少し誤解が広まりすぎている気がします。実際のところ、理三と理一の差や、京医と阪医の難易度の違いというのは、世間の学歴厨や進学校の生徒が思ってるほど大きくありません。
このレベルの極微な差を実感できるのは、受験学年になって「冠模試」の結果をシビアに競い合う段階に到達して、ようやくといったところでしょう。
中学生のうちから目標を理三にするか理一にするかで、学習プランに大きな違いが出るはずもありません。高校2年生までの学習内容に関しても、要求されるレベルにほとんど差はないのが現実です。
東大入試における「220点」と「270点」の差は、まず「200点を確実に取れる実力」を身につけて初めて語れる領域の話です。東大模試で200点や210点が取れるレベルになると、理三と理一の埋め難い差に気づきますが、受験生全体のわずか数%しかその域に達しない以上、その差を議論できる段階にいる人自体が極めて稀だと言えます。
理三と京医の違いもエンタメとしては面白いネタですが、(理三と京医を天秤にかけられるような、全国トップ200位以内レベルの受験生にとってはそこそこ大きい差がありますが)大半の受験生にとっては誤差のようなものです。地上から見上げれば、ビルの53階も54階も高さの差なんて判別できません。中学生の野球少年からしてみたら、157キロのストレートも160キロのストレートも誤差の範囲。それと同じことです。
理三と理一なり理三と京医なり、このような頂点の世界の差を一般人が議論すること自体無意味です。直前期になれば戦略的な差は出てきますが、少なくとも高2までの段階では、最難関を目指すならやるべきことはほぼ共通しているのです。最難関大学の内部の違いというのは、そのレベルの受験生から見るととてつもない差ですが、一般の受験生から見ると誤差の範囲。