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学習塾は現代社会の縮図
2026年3月9日学習塾という世界は、現代社会の縮図のようなものだと感じます。厳しい言い方をすれば、大人を含めて多くの人は「努力はしたくないが、甘い汁は吸いたい」というタイプに属しています。他責思考で自分に甘い人間ばかりです。
ダイエットはしたいが食事制限は嫌だ。
合格はしたいが、つらい勉強はしたくない。
etcそして受験産業では、そうした心理に対してマーケティングの巧みな人たちが「餌」を与えているように見えます。
「地頭は関係ありません」
「あなたはまだ正しい勉強法を知らないだけです」
「もっと質の高い授業を受ければ成績は上がります」
「やり方が悪かっただけだよ。もう1年浪人したら成績は上がる。」
――こうした言葉です。努力はしたくない。楽をして成績を伸ばしたい。という、多数派の受験生の願望に寄り添う甘いメッセージを提示することが、受験産業の典型的な手法と言えるでしょう。
もちろん、受験指導そのものはそこそこ面白いですし、預かった生徒を責任を持って合格させたいとも思っています。ただ一方で、受験産業という仕組み全体に対して、どこか虚しさやくだらなさを感じてしまうことがあるのも、こうした背景があるからだと思います。