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ボーダーラインには、社会的な意義はあるけれど、学力的な意義はない
2026年2月17日受験生や大学生の中には、入試のボーダーラインそのものに特別な意味があると感じている方が少なくありません。たしかに社会的評価という観点では、最低点で合格した人と1点足りずに不合格になった人との間には大きな差が生じます。しかし、純粋な学力という側面から見れば、その差は誤差の範囲にすぎないことは明らかです。
例えば、東京大学に最低点で合格した人と、6点届かず不合格となり早稲田大学へ進学した人とを比べれば、もう一度受験すれば結果が入れ替わる可能性は十分にあります。それほど僅差の世界です。
京大医学部の下位1割と阪大医学部の上位1割を比較すれば、学力はほぼ重なっており、場合によっては後者のほうがやや高いこともあるでしょう。強気に出願して運が味方したかどうか、その違いに過ぎません。
もちろん、入試は勝負ですから結果としての差は存在します。しかし「勝敗の結果」と「純粋な学力」を混同している方が多いように感じます。
塾のスタッフを採用する際、私たちは学歴そのものよりも学力に注目します。特に上位層になればなるほど、純粋な実力と入試結果が必ずしも比例しないことは、当然の前提として理解していますから。