news ニュース
-
なぜ最後はポテンシャルゲームになるのか?
2026年2月17日東京大学理科三類や京都大学医学部、慶応義塾大学医学部といった最難関層になると、合否を分けるのは中学生のうちから先取りをしているかどうかよりも、最終的にはポテンシャルの差であると繰り返しお伝えしてきました。その理由は、受験生のほぼ全員が極限まで勉強しているからです。
早稲田や慶応の文系学部、あるいは旧帝大クラスであれば、基本的には投入した学習時間がそのまま成果に結びつく傾向があります。たとえば、1300時間学習したIQ120の人よりも、4000時間取り組んだIQ105の人のほうが、総合的に見て優位に立つことは十分にあり得ます。
しかし、東京大学理科三類レベルの競争になると、多くの受験生が7000時間から8000時間程度は当たり前に勉強しています。ここまで学習量が飽和してくると、努力量と得点が単純比例する世界ではなくなります。
仮に10000時間勉強したIQ110の受験生と、7500時間のIQ130の受験生を比較した場合、理三という土俵では後者のほうが高得点を取る可能性が高いでしょう。とりわけ数学においては、IQ130の人が2000時間学習したケースと、IQ105の人が5000時間積み上げたケースを比べると、前者のほうが結果を出す可能性が高いです。
先取り学習そのものは有効な戦略です。ただし、到達するフィールドのレベルが上がるほど、その効果は相対的に小さくなり、最終局面では決定打になりにくくなります。