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受験指導者の仕事は受からせること
2026年2月6日物理や数学の予備校講師が本気で「高校課程に行列を導入すべきだ」なんて語っているのを見ると、まるで本質を捉えていないと感じます。塾や受験指導者の役割は、現行の入試制度のもとで生徒を合格させることであって、「ベキ論」を語ることではありません。
医学部受験生の大半は入試が終われば物理や数学を使うことはほぼなく、古文や漢文、共通テストの地理も同様に一生縁がないでしょう。入試の目的はあくまで選抜であり、難関入試に教育的効果を期待する発想自体が的外れです。
たまたま自分がその科目が好きで教えてるからといって、視野狭窄になりすぎです。入試科目において英語の配点が高く、国語の比重が低いことを嘆く議論も、本質的とは言えません。英語が重視されているのは、難度調整によって受験生を効率よく振り分けられる、選抜科目として扱いやすいからに過ぎません。そこに実用性や教養的価値がどれほどあるかは、制度設計上ほとんど考慮されていないのが実情です。入試はあくまで選抜装置であり、科目配点に教育的理想を読み込むこと自体が的外れだと思います。