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深海魚の本当のデメリット
2026年1月28日いわゆる深海魚になることのデメリットは、後から成績を伸ばすのが難しいという点だけにとどまりません。むしろ大きいのは、その集団の中で「自分はできない側の人間だ」というセルフイメージが固定化されてしまうことです。
私は浜学園に小学6年生から通い、灘中学には30位前後で合格しています。そのため、浜学園では自分を「かなりできる生徒」と認識していました。算数は抜群にできました。
一方で、灘中学に入学してからは、180人中170位前後の成績が続き、「灘の中では自分はできない」という自己認識が形成されていきました。特に英語がダメで、最終的に英語はできるようになりましたが、今でも英語論文などを読むときの苦手意識はあります。
高校生になってから鉄緑会に通い、成績自体は30位前後まで回復し、京大医に現役合格しましたが、それでも「元深海魚」というセルフイメージが完全に消えることはありませんでした。ちなみに、京都大学医学部では在学中を通じて成績は安定して良く、いわゆる「できるキャラ」を確立できたため、研究医を目指せる程度の学力も身につきました。
最初に「できない人」というラベルを貼られてしまうと、その後どれだけ挽回しても、周囲からはずっと同じキャラクターとして見られがちです。
深海魚になることの不利益は、成績そのもの以上に、この点にあると感じています。