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  • 勉強の適性がない子供は勉強しなくていいと言うものの。。

    2026年1月20日

    「勉強の適性がない人は、無理に勉強しなくてもよい」という趣旨のことを申し上げましたが、これは「言うは易し、行うは難し」と言えます。社会の現実として、学力が低い場合、将来十分にお金を稼げる可能性が著しく低くなるからです。
    単に収入が低くなるだけではありません。あまり大きな声では言えませんが、仮に一定の収入を得られたとしても、ブルーカラーは社会的評価はどうしても低くなりがちです。
    近年は「人手不足でブルーカラーも稼げるようになった」と言われます。しかし、文京区や港区に住み、子どもを中高一貫校に通わせているような親御さんが、「稼げるブルーカラー」に子どもを就かせたいかといえば、現実的には難しいでしょう。
    今後、人工知能の普及によって社会構造や価値観が大きく変わる可能性は確かにあります。しかし、少なくとも今後5年、10年というスパンで見れば、ホワイトカラーが上位で、ブルーカラーが下位とされる価値観が劇的に覆るとは考えにくいのが実情です。
    「高専が良い」と発言する教育コメンテーターであっても、自身の子どもについては、私立高校から一流大学を目指させているケースがほとんどです。言葉と行動が一致していない例は少なくありません。
    勉強に適性がない子には、勉強以外の分野で力を発揮してほしいと考えています。しかし、その道を選んだ場合、将来の経済的な見通しが厳しくなる可能性が高いのも、また否定できない事実です。
    その現実を踏まえると、簡単に理想論で片づけられる問題ではなく、「どうしようもない」という感覚を持たざるを得ないのです。