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本命で受けるプレッシャー
2026年1月13日よく「理一に出願して理三の合格点を上回っても、実際に理三を受験する場合とは背負っているプレッシャーがまったく違う」と言われますが、これは中学受験においても同じ構造があります。点数や偏差値といった数値上の結果が同程度であっても、置かれている立場や覚悟の重さが異なれば、試験本番で感じる精神的負荷は別物になります。
たとえば、他地域から「記念受験」「チャレンジ校」として灘中を受験し、結果的に合格するケースと、灘中を唯一無二の第一志望とし、そこに合格しなければ進路が大きく変わるという状況で受験するケースとでは、試験当日の緊張感や重圧は比べものにならないでしょう。後者は文字通り背水の陣であり、失敗が許されないという意識の中で答案を書くことになります。
一方で、併願校という保険があり、「ダメでも次がある」と思える状態で臨む受験は、心理的にははるかに気楽です。冷静さを保ちやすく、実力をそのまま発揮できる可能性も高くなります。同じ学力、同じ実力を持っていたとしても、この精神的な余裕の差が結果に影響することは決して少なくありません。
受験においては、単なる学力だけでなく、「どの立場で」「どれだけの覚悟を背負って」本番を迎えているのかが、想像以上に大きな意味を持つのです。