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「私立中学に入ったら、とりあえずのんびり」という中途半端な価値観
2025年12月26日「中学受験が終わったら、しばらくはのんびりさせた方がいい」
「中学に入ってすぐ塾通いを再開するのは良くない」
こうした意見を目にすることがありますが、私はこの考え方はかなり中途半端だと感じています。
そもそも、のんびりとした子ども時代を過ごさせたいのであれば、中学受験をする必要はありません。
中学受験は、東京の港区や文京区など一部の地域では一般的に見えるかもしれませんが、日本全国で見れば明らかに「特別な選択」です。
普通の人生を望むのであれば、
・小中高は公立
・定期テストはそれなりに真面目に取り組む
・高校2年生あたりから本格的に受験勉強を始める
・法政大学くらいの大学に進学し、公務員や専門商社に就職する
こうしたルートで何の不都合もありません。
現実的で、十分に安定した人生です。
こういう人生でも良いにもかかわらず、わざわざ中学受験を選ぶ家庭というのは、
「普通とは違う人生」「より上を目指す人生」を子どもに与えたい、
という明確な価値判断をしているはずです。
「中学受験は中高6年間をのびのび過ごすためのものだ」
といった説明をする人もいますが、正直に言えば詭弁だと思います。
のびのび過ごしたいだけなら、公立に進めばいいだけの話です。
中学受験、とりわけ難関中学を目指すというのは、
本質的には東大・医学部・早慶などの一流大学を視野に入れた人生設計と同義です。
もちろん、東大や医学部に行かなくても人生は成り立ちます。
しかし、そこを目指すという価値観を選んでいる以上、
「普通の中高生と同じ生活」はどこかで放棄する必要があります。
これは是非の問題ではなく、価値判断の問題です。
ただ少なくとも、中学受験という特別な選択をしておきながら「中学に入ったらのんびり」「普通の中学生のように過ごさせたい」
というのは、論理的に一貫していません。
本当に子どもにのんびりした時間を与えたいのであれば、最初から中学受験という選択をしなければよい。
中学受験を選んだ時点で、親はすでに
「勝つ人生」「人と違う人生」を選択しているのです。
綺麗事はやめて、そこは正直に認めるべきだと思います。