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• 天才は中学受験に落ちない

  2025年12月3日

  一般的な国立医学部や東京大学を目指す段階では、中学受験はあくまで通過点であり、最終的な合否に高校名が大きな影響を与えるとは言えません。

  しかし、目標が東京大学理科三類や京都大学医学部レベルになると状況は変わります。このレベルでは、灘・筑駒・桜蔭・洛南女子といった超進学校の占有率が明らかに高くなります。

  もちろん、灘中や筑駒に合格した生徒全員が天才というわけではありません。ですが、試験の天才であれば、そもそも中学受験の時点でこれらの学校に落ちる可能性は非常に低い、という現実もあります。

  たとえば、灘内部で河野玄斗さんへの評価がやや厳しい背景には、中学受験時に本命校へダブル不合格だったというエピソードが影響していると考えられます。結果的には東大理三・司法試験合格という圧倒的成果があるにも関わらず、灘では「中学受験の結果」が心理的な評価軸として残り続けるというのも不思議です。