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  • 東大入試と受験トレーニング

    2025年11月5日

    東京大学の合格者は、中高一貫校出身者が圧倒的多数を占めています。

    その理由を掘り下げると、次のような点が挙げられます。

    1. スピード勝負の試験であること
       瞬時の処理力が問われるため、「地頭の良さ」に加えて、幼少期からの学習トレーニングの蓄積がものを言います。
    2. 特に英語に見られる複雑な形式
       構成や設問形式が高度で、単なる知識では太刀打ちできず、相当な時間をかけた対策が必要になります。

    一方、京都大学は比較的公立高校の生徒でも対応しやすい傾向があります。

    その背景には、東大に比べて受験者層のレベルがやや下がることに加え、問題がよりシンプルで、時間にも余裕があるため、地力のある生徒なら特別な対策をしなくても十分合格可能という事情があります。

    東大は「地方からの受験生を増やしたい」と言っていますが、実際の入試問題を見る限り、高度に対策型の試験です。

    結果として、都内の中高一貫校や鉄緑会組が圧倒的に有利な構造になっているのが現実です。