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  • 受験はある程度確率

    2025年10月24日

    受験に関する話で「エアプ」だと感じるのは、合格と不合格を二者択一で単純に考えている人です。たとえば、「東大理一に受かったけど、阪大医学部なら受かった?」というような質問。これは一見もっともらしく聞こえますが、実際にはあまり意味がありません。受験は「受かるか・落ちるか」の明確な境界線があるものではなく、確率の世界だからです。

    実際、ほとんどの大学の合格者は「10回受けたら10回合格する」ほどの安定した実力で受かっているわけではありません。模試でB判定程度の受験生であれば、10回受けて6回合格する程度の精度が一般的です。つまり、同じ実力でも合格したり落ちたりするのが普通なのです。

    したがって、「理一に受かったなら阪医ならいけたか?」といった問いには実質的な意味がありません。受験は確率と相性、そしてその日の調子に左右されるものであり、一発勝負の結果を二択で語ること自体がナンセンスなのです。