お知らせ詳細

news ニュース

  • 人生勝ちたい高校生へ

    2025年10月22日

    他人に勝つことや、相対的に豊かな生活をすることが人生の絶対的なゴールではない、という点は否定できません。JSミルの言葉を借りれば、人に迷惑をかけなければ、どのように生きるかはその人の自由です。

    しかし、一部の人は「他人に勝つこと」を人生の指標(KPI)と考えます。これは価値観の問題で、良い悪いの話ではありません。ここでは、「私は勝ちたい」と考えている高校生に向けて、大人の社会の現実を整理して伝えます。

    ※先に「他人に勝つことや、相対的に豊かな生活をすることが人生の絶対的なゴールではない」と断ってありますので、ここから先の文章を読んで「オレは自分の幸福が重要だと思う。他人に勝つとかどうでもいいと思う」みたいな陳腐な反論意見は持たないでください。

    端的に言えば、大人の世界での“勝ち”は、基本的に

    • お金
    • 地位(権威)
      の二つで表されます。

    たとえば、年収10億円の会社経営者は、地位が突出していない場合もありますが、お金の面では圧倒的です。学歴が東大や京大レベルであれば、総合的な権威もある程度備わっています。

    一方、財務省の行政官や日銀関係者は、お金はそこまでではないものの、社会的権威や地位は非常に高いです。有名大学の教授もこのパターンに近いでしょう。

    総合商社や外資系銀行で活躍する人は、極端にお金や地位が突出するわけではありませんが、バランスの良さという意味で優れた立場にあります。

    また、大人の世界では、住宅がしばしば「力の象徴」として語られます。Xで30代のサラリーマンが住宅の話やタワーマンションの話などを延々としてますが、港区の住宅等は1億〜2億円しますし面白いトピックなのでしょう。たとえば港区のタワーマンションに住むことは、プチ富裕層であることの一つの目安になります。住宅の選択は、経済力や社会的ステータスを如実に示すメルクマールなのです。経済力を持って住宅でマウントを取るというのが大人の流儀です。

    繰り返しますが、大人の世界で、「勝つ」には金と地位の少なくても片方は必要になります。

    なお、もっとフィールドを広く解釈すると昭和の「三高」が男性の社会的価値のメルクマールになるかもしれません。

    ・学歴

    ・身長

    ・年収

    です。この3つのバランスが男性の価値と言えるでしょう。

    「勝ち」にこだわることが個人として絶対的に幸福だとは思いませんが、もしどうしても自分は勝ちたいと思う人は以上のような現実を参考に、自分の人生を考えてみてください。