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• 経済的成功者は、塾や学校の先生にならないって話

  2025年10月21日

  経済的成功者が学校や塾の先生にならない、というのは耳が痛い「不都合な真実」ですが、実際にそうです。

  港区・文京区・千代田区のような高所得エリアでは学校や塾の先生（のファミリー）はほとんどいません。そもそも一定以上の経済力がなければ、そうした地域に住むこと自体が難しいからです。

  最難関大学を目指す受験生の多くは、将来的に社会的・経済的に成功したいと考えています。しかし、彼らに勉強を教える学校や塾の先生は、必ずしも経済的な成功者ではありません。ここに、進路指導の限界があります。

  進学校や大手予備校の先生は高学歴であっても、「学歴は高いが収入は高くない」立場にあります。そのため、どうしても“お金よりも学問や教育の価値”に重点を置いた価値観になりがちです。経済的成功を基準に評価されると、自らの人生が比較対象になってしまうためです。

  最難関大学を目指す生徒が理解すべきなのは、「学校や塾の先生は社会的・経済的成功者のモデルではない」という点です。六本木のタワマンに住む起業家や外資金融で活躍する人は、教育業を専業にしていません。

  勉強を教える先生は、学習のサポーターではあっても、“人生のロールモデル”ではないのです。